日常生活にあるニキビのもと

ニキビの発生や進行のもとは、日常生活の中にも隠れています。

 

日常生活でまず気を付けたいのが食生活です。よく聞くのが「チョコレートを食べすぎるとニキビができる」というものです。
チョコレートをはじめスナック菓子などに多く含まれる、脂肪分や糖分は皮脂のもととなります。過剰な脂肪分や糖分を摂ることで、皮脂の分泌量を増やしてしまうのです。また脂肪分や糖分の摂り過ぎは、皮脂が皮膚から排出されにくくなることも分かっており、毛穴が詰まりやすくなります。
そのため、チョコレートやスナック菓子の食べ過ぎはニキビができる原因になるのです。

 

また、お菓子を控えるだけではなく、基本的な食生活のバランスを整えることが皮膚の健康を保つためには重要です。
特にニキビの予防や改善を促すための重要な栄養素がビタミン類です。逆に言うと、ビタミン類が不足するとニキビが発生・進行しやすくなるとも言えます。
たとえばビタミンAの不足では、角化異常により皮脂が詰まりやすくなってしまいます。また、ビタミンB群の不足では皮脂分泌のコントロール機能の低下や皮膚の抵抗力の低下などを招きます。

 

もちろんビタミン類だけでなく、食物繊維や良質なタンパク質も皮膚の健康に欠かせない栄養素です。いろいろな成分を食事の中から摂取することが一番ですが、実際にはなかなか実現できないのも事実です。
そこで摂りきれない栄養素はサプリメントなどを利用することも一つの手です。普段の食生活を見直し、上手に活用しましょう。

 

もう一つ日常の中で気を付けたいのが、睡眠です。
皮膚は眠っている間に、栄養の補給や老廃物の排出が行われ、新しい細胞が誕生しています。そのため、十分な睡眠が肌の健康と美容には必要不可欠なのです。
また、皮膚細胞の生まれ変わりが活発なのが夜10時から2時までの間です。そのため、夜更かしをせずにしっかり眠ることが大切です。
十分な睡眠ができないと、皮膚の再生が妨げられ、ニキビやニキビ跡の治療も進まなくなってしまいます。

 

ニキビの防止・改善のためにも、規則正しい日々の生活を心掛けましょう。

 
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